天馬竜の友


翼を広げた真っ白な天馬が 
三日月輝く夜の世界から
太陽さかまく昼の世界へと 
羽ばたいている 
私はその天馬になりたかった 

神々しいまでの竜が
太陽に沿って宇宙を泳ぎゆく
貴女はその竜になりたかったのか

世界中が希望に溢れていた
目前は無限に広がっていた
いつまでもどこまでも
貴女と一緒に歩いていきたかった

貴女は一体どこへ消えて
そして私は
どこへ行こうとしているのか

いつから私たちは
別れてしまったのか
天駈ける天馬はこんなにも
金色にこけら輝く麗しの竜を
追い求めているというのに