貴方の手が愛しい指が愛しい
夕日をバックにきらめく
銀の音色がどこまでも流れていく

さざ波のごとくささめきながら
貴方のその手からその指から
まるで魔法のように
次から次へと奏でられる
愛しい楽音よ

身を任せ揺蕩い溶けていく
なんと官能的な瞬間よ

手で指でまさぐられる心の奥底を
見つめる自分がここにいる

「愛しい愛しい」

叫んでいる悲鳴を上げている
狂ったように銀の貴方を求めてる
銀の永久である貴方を────