〜鬼の舌震へ馳せる我が想い〜
〜其処は優しき記憶の眠る場所〜
〜幾久しく想い還る場所〜
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
まほろばまほろばよ
流れ流れる懐かしき曲よ
緑深き山奥に
ひそむ記憶のみなもとよ
絶え絶えて久しき想い
こだま返す喜びの声よ
雪降り積もるあの時も
太陽降り注ぐあの時も
そこは笑い声に満ちた場所
清水の流れる涼やかな場所
まほろばまほろばよ
連れていっておくれよ
あの場所へ
鬼の震えて近づかない渓谷へ
【1999/12/12日本海新聞掲載】